37.楽器紹介⑧~フルート~

2020年03月03日

Q1楽器紹介をお願いします

木管楽器に属する横笛、フルート(奥の銀のやつ!)、と、ピッコロ(手前の黒いやつ!)、です!

本来管楽器の木管/金管の分類、リード/マウスピース(唇)のどちらにも属さないのですが、エアリードと名付けられた、空気の振動による発音で木管楽器に分類されています。

ピッコロを含むフルート属の特徴は音の高さですね!吹奏楽の楽器の中だと一番上の音域に属しています。

パスタで例えるなら粉チーズの役割ですね。

細かな旋律はころころと可愛く、のびやかな旋律は美しく透き通るように響く音が特徴ですね。

分け方で言ったら木管楽器にも属さない、と言いましたが、横笛属は元々木で作られていたんですよ。

日本人ならフルート以外にも、篠笛や、雅楽の龍笛などご存知ではないでしょうか。あれらは竹でできていることが多いですね。

また、写真のピッコロ、黒いと思うのですがこちら木製です!オーボエやクラリネットと同じ素材でできていますよ!(フルートも同じように木製のものが存在します。吹いたことはないです。いつか...)

ところで、そのピッコロはなんじゃらほいと。

フルートと何が違うかと言いますと、

大きさはもちろんですが、大きさが違うということは音域が変わってきます。

なんと、ピッコロは、フルートの1オクターブ上の音を出します!高いです!

同じ指で同じ息の量を入れて出した時の音が、1オクターブ違うってことなんです。

ピッコロという名前自体は、小さいという形容詞なので正しくはピッコロフルートらしいですよ。

トランペットの中にも、ピッコロトランペットという種類があります。

でも基本的にピッコロ、と言ったらこのピッコロフルートを指します。

Q2あなたが思う担当楽器の1番の魅力はどこですか?

幅が広い、ところでしょうか!

物理的に演奏時の横幅は必要になるのですが、

音色、奏法、など...自由度が高い、と言えば良いのでしょうか。

例えば、高音が特徴的と言われているフルートですが、フルートの低音もまた個性的なんです。

リード楽器の重みのある低音とは違って、優しくしっとりとした音で、他パートの方にフルートの低音が好き、と言われたことが何度かあります。

また奏法においては、息を出しながら舌を使って通常とは異なる音を出すフラッターという技法や、(ピッチの調整に用いることもある)手元でのフルートの角度調整でグリッサンド、フォールのような効果を出すことがあります。

息を強く入れると音が裏返ったり、空気の音が多く音色が響かないことがあるのですが、あえてこのような音で演奏する場合もあります。

クラシックではなくてはならない存在でありながら、ジャズに加わることもある。

色んなことができちゃうのがフルートの魅力だと思ってます!


Q3 苦労すること・難しいこと

木管楽器と言えば滑らかな連符が大変なことが多いのですが、あえてフルートの苦労する点を上げるとすれば音量でしょうか...。

フルートはベル(あさがおの花みたいな、末広がりな形状)がないのもあり、音が小さい楽器です。

中音域や低音域の音は、他の楽器と重なるとかなり聞こえにくくなります。

フルートが主旋律なのに、音域的にあまり音が飛ばないし、ほかの楽器もたくさん音を出していて聞こえにくいということは多いですね。

逆に、バンド全体にとても優しい音量が求められるときの、高音域の音量を下げることもまた難しいです。

高い音は、楽器に入れる息の量が多くエネルギーも必要となり、勢いをつけるために音量が大きくなってしまうことが多いです。

静かな空間に優しく綺麗に響く高音は、求められている音がわかっていても、出すのが難しいですね...。

Q4担当楽器ならではのあるあるは?

フルートって、横に構えるので、演奏時に左右のスペースが結構必要です。

楽器が何かにぶつかっても困るし、隣の人に当たってしまったら申し訳ないし...。

大体、一人で椅子2つ分の横幅があれば安心できますが、人数が多かったり会場が狭いとなかなかそうもいきませんね...。隣の人の体の後ろに楽器がくるように斜めに構えたりしますが、演奏中ぶつかってしまわないか気になって仕方ないです。笑

あと、演奏用に椅子を並べるのを他パートの方にやってもらうと、フルーティストにとっての間隔と違って、席に着く際に直すことも多いです

Q5最後にブログをみてくださっている皆さんに1言お願いします。

拙い文でしたがここまで読んでいただきありがとうございます。

認知度が比較的高く、最低価格がかなり安い事もあり手も出しやすいフルートですが、意外と知らないこともあったり...吹奏楽での視点ではありますが、少しでもフルートについて新しいことを知れたら幸いです。笑

今年のウインドのフルートパートは、学校も学年も色々揃って、人数もそこそこいて、きっと新しい音が生まれるだろうな、と、期待しています...。

フルートの役割を果たしながら、他のパートもみんなで一緒に!リリックホールで素敵な時間と空間をお届けしたいと思っています、ぜひ、お楽しみに!

無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう